大自然の素敵ライフスタイル in NZ

NZで語られた、67年前の8月6日

皆さん、こんにちは(^^)

暑い日が続いているようですが、体調は崩されたりしていないでしょうか?こちらでは、ちらほら桜が咲き始めました。まだまだ寒い日が続いていますが、春はもうすぐのようです❀

先々週8月10日と11日、ここNZの南の端の街Dunedinに、お二人のゲストが来て下さいました。ご本人に確認をとっていないため、フルネームは控えさせていただきますが、お一人はしげこさん(80)、もうお一人はみちまささん(76)です。

DunedinにはNZで最も歴史の古い大学Otago大学があり、そのOtago大学の最も新しい部類の学部Peace and Conflict Resolution Studiesが、今回お二人をお招きし、講演していただくコトになりました。

小柄なしげこさんとみちまささんは、150人も入ればいっぱいになるような小さな講義室で、詰めかけた200人近い人たちを前に、堂々と、また驚くコトに、パワーポイントを使いながら英語で語り始めました。

しげこさんは、当時13歳。なんと原子爆弾「リトル・ボーイ」が飛行機「エノラ・ゲイ」から落とされる瞬間を目撃していました。その後しげこさんから語られた内容は、私たち日本人なら誰もが一度は聞いたり、あるいは見たコトのある広島の当時の情景でした。

A-bomb dome- Hiroshima
by amanderson2, Flickr

そしてみちまささんは特に「原子力」について触れ、核兵器だけでなく、エネルギーとして使用されている原子力の問題点を指摘されました。

お二人の話に、涙する人、険しい顔を崩さない人、うつむいて頭を左右に振り続ける人。集まった人たちはもちろんNZ人だけではなく、様々な国籍・人種の方々でしたが、皆一様にしげこさんとみちまささんの語りに一生懸命耳を傾け、会場は水を打ったように静まり返り、不思議な一体感すらありました。

決して流暢ではない英語にも関わらず、しげこさんとみちまささんの語りは、言語を越え、国籍を越え、人種を越え、たくさんの人たちの心を揺り動かしたように見えました。

ここで私が感じたコトの一つは、決して「完璧な英語」だけが人に伝わるのではないというコトでした。本当に伝えたいコト、本当にシェアしたいコトは、同じ人間であれば言語は大きな壁にはならない、というコトをお二人は証明して下さいました。

戦争や紛争、という「言葉」にはなっていなくても、「争い」や「いがみ合い」という状況ならば私たちの周りにもたくさんあります。でも、私たちは同じ人間であり、言葉や国籍、宗教、民族などが相互理解への壁になるコトは悲しいコトです。

このカフェトークの中で他言語を学ばれ、他文化に触れられていらっしゃる皆さんならば、何かを「取り合う」より、「分け合う」コトの方がはるかに簡単でまたエキサイティングなコトかよくご存知だと思います。

はるばるNZまで、平和の種を蒔きに来てくださったしげこさんとみちまささんに、心から感謝した2日間でした。