ノンフィクションで行く異国漫遊ひとり旅

お気に入りの街ザルツブルク&ウィーン グルメ編 part2

ウィーンのホテルに無事到着し翌日、
さっそく観光に繰り出す。
ものすごい寒さ。
あまりの寒さになんと携帯電話が故障気味。
いっきに充電が無くなったり、カメラが起動しなかったりと
災難に見舞われる。
旅の写真はいつも携帯電話に頼ってるだけに心配になる。
やはりここは暖まるため、大好きなカフェに行って一休み。

ウィーンで初めてのカフェはあのホーフブルク宮殿にある
伝統のカフェ。シシーミュージアムもある。

寒さによる震えと、初のウィーン伝統のカフェに
足を踏み入れたことからくる緊張により身体が震える。
店内は以外にも空いており待たないで席に座る。
偶然にも座った目の前にケーキのショーケースがあり
日本ではあり得ないほどのさまざまなケーキがずらりと並んでいる。
思わず不審者のように席を立ち、
陳列されたケーキを舐めるように眺める。

ウェイター『ご注文はお決まりですか?』
スーツを着た身のこなしの良い店員である。

あわててメニューを確認するが、よくわからない。

ウェイター『何かお飲物はいかがですか』
楽譜のように両手でメニュー表を広げてみる。
どれを見ても結構高い。
私『・・・普通に水で』
ウェイター『ん?』
あきらかにウェイターが拍子抜けしている。
ウェイター『ワイン?』
軽く咳払いし、楽譜をめくる。
確かに、宮殿にある伝統のカフェで
飲み物の注文が水では品位にかける。
だがアルコールは飲めない。
いや、コーヒーがあるはずだ。

ウェイターが私の注文を待ち続け、オブジェのように固まっている。
急いで目に入ったものをとりあえず注文する。

私『グラーシュとメランジェ、それから・・・』
なかなかケーキが決められない。
これに関しては私が優柔不断なのではない。
むしろ即決できる人の方が素晴らしいほどの
ジュエリーのようなケーキの陳列。まさに感動の一言。

NHKのテレビでドイツ語、黒い森地方をテーマにしていた
ことで思い出し、サクランボ系を探してみる。

シュバルツァーキルシュバッサーショコラーデトルテ
というような長いタイトルのケーキを見つける。
まさに、森のサクランボのチョコレートケーキという意味。

しばらくするとウェイターが運んでくる。
グラーシュとともにカイザーゼンメルも付いてくる。
ホテルの朝食でもこのカイザーゼンメルという硬めのパンが
用意されて食べたのを思い出した。
どうやらグラーシュには当然のごとくついてくるようだ。
しかし、、このグラーシュというスープ。濃厚で深い味わい。
今まで日本では味わったことのない美味しさである。
緊張でさほど食欲がなかったもののいっきに食べ終わる。
そして、デザートのケーキが登場。

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ネーミングも去ることながら、味も新鮮。
まさに舌が踊るような感覚。
温かいコーヒーのメランジェの苦味が一層味を引き立てる。

ケーキを追加で食べることはさすがに恥ずべき行動と思い
仕方なくウェイターを呼び会計にする。

必ずまた食べに来たい。
寒さも忘れて、ホーフブルク宮殿を後にした。