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調律師とマグロは同じ!? イギリス英語 /r/ の法則

はじめまして、yumです。

高校の夏休みに滞在したことがきっかけで、イギリスに興味をもちました。

このコラムでは、これまで感じたイギリスのモノゴトいろいろを、楽しくお届けできたらと思っています。どうぞよろしくお願いします。

初回はイギリスのことば、英語の発音についてお伝えします。

(世界中で使われる英語は発音も様々ですが、ここではイギリス、アメリカで多く話される発音について書いています。)

調律師とマグロは同じ!? イギリス英語 /r/ の法則。

“r” をしっかり発音するとネイティブっぽい、なんて耳にしたことありませんか?
ハリウッド映画を観てそう思ったり、Much better! なんてネイティブみたいに発音できたら、何だかかっこいいですよね。

でも実はこれ、主にアメリカ英語の特徴(*)なのです。
英語発祥の地、イギリスではどうなのでしょうか?

アメリカ英語と比べ、基本的にR音を発音しないのがイギリス英語の特徴(*)です。例えば単語 here は、米では /hɪər/ですが英では /hɪə/ であり、スペルの “r” は発音されません。

別の例だと、調律師やラジオの回路装置を表す tuner と、マグロ の tuna
カタカナ英語にすると前者はチューナー、後者はチューナとイメージすることが多いのではないでしょうか。
ではこの2つ、いったい何が違うのか・・・どうやら「ー」のあるなし、やはりスペルの “r” 有無がポイントになりそうです。

アメリカ英語では、tuner/ˈtunər/、tuna は /ˈtunə/と発音されることが多いです。tuner のスペルの “r” はきちんと発音されていますね。
しかしイギリス英語では tunertuna は同じ /ˈtjuːnə/ で、tuner“r” は発音されず同音異義語になるわけです。

ではイギリス英語では、スペルに “r” があっても全く発音しないのでしょうか?
そんなことはありません、イギリス英語で “r” が発音されるのは「後ろに母音が続くとき」という決まりがあるのです。その例として、Here I am! の here は、/ˈhɪər aɪ əm/と先ほどは読まなかった “r” が発音されます。

同様に、tuner の後に母音で始まる単語 amp が続くと、/ˈtjuːnər æmp/となります。この現象は linking r とよばれ、イギリス英語の大きな特徴の1つなのです。

“r” は、 イギリス英語では母音前でのみアメリカ英語では後続音に関係なく発音されると、
頭の片隅に入れネイティブの英語を聞いてみると面白いかもしれませんよー (^-^)。

*アメリカ、イギリス全ての英語に共通ではありません。
地域によって発音は異なりますのでご注意ください。

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yummy brits ちょっとまじめな発音知識とイギリスの話