海外で日常を 〜世界の街とその一日〜

超難解なアントワープのバス

先日アントワープに行った時に、どうしても行ってみたい美術館があったのだが、それがかなり中心地から外れた場所だった。

知らない土地で慣れない交通機関を使うというのは神経もエネルギーも使う。

行くのが大変だからやめようかとも思ったのだが、行かなかったら後悔するかも!という熱い思いを胸に、バスに乗ってみることにした。

以前書いたように、ベルギーでは地下鉄の表示が少ないので、行き先や出口がイマイチ分かりづらい。

ブリュッセルからアントワープに行く列車に関しては、必ずしも行きがアントワープ中央駅終点、帰りがブリュッセルのGARE DU MIDI(タリスやユーロスターなどが通るブリュッセルの中心の駅)終点という訳ではないのに、路線図が分かりやすいわけでもない。

そして言葉はオランダ語とドイツ語。駅員が近くにいるわけでもないので、聞きたい時はわざわざインフォメーションに行くか、電車が来るのを待っている駅員を頑張って捕まえるしかない。

不安を胸にバス、トラム、メトロが一日乗り放題の5ユーロのパスを購入し、アントワープの駅に設置されている観光案内でしっかりと行き先と降りる場所の説明を受け、いざ出発。

しかし!

流石のベルギー、バスの中に行き先表示はゼロ!アナウンスもナシ!バスは観光向きではなく完全に住民の足。慣れた様子の住民たちは次々とベルを押して降りて行く。幸運にも近くに座っていた若い女の子が「そのバス停が来たらベルを押してあげるよ。」と言ってくれた為、バスを無事降りることが出来た。

アントワープでさらに複雑だと感じたのは、以前も書いた行き先の2カ国表示。インフォメーションで聞いた時はドイツ語で行き先を案内の人が書いてくれたのだが、バスの行き先表示はオランダ語。現地の人に行きたい場所を紙に書いて見せて確認しようとしたのだが、その人がオランダ語しか話せなかったようで、ドイツ語で表記された行き先はその人にとって馴染みの無い場所だったよう。やっと英語を話せる人を見つけてなんとか確認をとることができた。

アントワープではトラムやメトロは使わなかったのだが、とにかくバスに関しては観光客は乗ってはいけない。乗ってもいいけど降りる場所が本当に分からない。バスで戻って来る時は行き先が終点だったので特に問題は無かったのだが、乗っている間の不安はMAX。

ベルギーの交通機関は本当に手強い…